「衣類を処分したいけど、まだ着られるものを捨てるのはちょっともったいない…」「古着を売るほどの手間はかけたくない…」
クローゼットに眠ったままの服や、一度も袖を通していない洋服。みなさんはどうやって処分していますか?
私が実際に利用してみたのが、不要な衣類をまとめて手放しながら社会貢献にもつながる「古着deワクチン」です。
専用の回収キットを購入して、不要な服を袋に詰めて集荷してもらうだけ。
「服を寄付できるなら良さそう!」と思う一方で、利用前は、
- 古着を送るのにお金を払うの?
- 古着deワクチンって怪しくない?
- どんな服でも入れていいの?
- 実際に使うと面倒じゃない?
という点も少し気になりました。
そこでこの記事では、古着deワクチンを実際に使ってみた流れを写真付きで紹介しながら、料金や送れるもの、使って感じたメリット・デメリットまで正直にまとめます。
古着deワクチンとは?不要な衣類の整理と支援を同時にできるサービス

「古着deワクチン」は、専用の回収キットを購入して不要になった衣類やバッグ、靴などを送り、リユースと社会貢献につなげるサービスです。
2010年にスタートし、回収された衣類や服飾雑貨は選別されたうえで、原則として海外で二次流通されています。
さらに、キットの購入がポリオワクチンの寄付にもつながります。
2026年7月末時点で、古着deワクチンを通したポリオワクチンの累計寄付数は1,000万人分を超えています。
古着deワクチンの特徴
- 不要な衣類を一度にまとめて整理できる
- 衣類や服飾雑貨をリユースにつなげられる
- キット購入がポリオワクチン寄付につながる
- 国内外の雇用創出にもつながっている
- 重たい袋も自宅まで集荷してもらえる
古着deワクチンは怪しい?実際の仕組みを確認
古着deワクチンを検索すると、「古着deワクチン 怪しい」と調べている人もいるようです。
たしかに、
「不要な服を送るのに、どうしてこちらがお金を払うの?」
と疑問に思うのは自然だと思います。
古着deワクチンは、単純な「無料の古着回収サービス」ではありません。
専用回収キットという商品を購入し、その売上の一部がワクチン寄付につながり、さらに回収された衣類の選別・輸送・再流通などを通じて国内外の雇用にもつながる仕組みになっています。
運営は日本リユースシステム株式会社が行っており、公式サイトでは活動報告やワクチン寄付数も継続的に公開されています。
そのため、「古着を高く買い取ってもらうサービス」ではなく、お金を払って衣類整理とリユース・支援をまとめて行うサービスと理解して利用するのがよいと思います。
もちろん「洋服の処分にお金をかけたくない」という人には向きません。
この点は、古着deワクチンの一番大きなデメリットでもあります。
古着deワクチンの料金|現在は3サイズから選べる
私が利用した当時はStandardタイプを使いましたが、現在は衣類の量に合わせて複数サイズから選べます。
2026年8月時点で、古着deワクチン公式サイトに掲載されている主な回収キットは以下のとおりです。
| 種類 | 価格(税込) | 向いている人 |
|---|---|---|
| minimini | 2,750円 | 少量の衣類を整理したい |
| Standard | 3,300円 | 一般的な衣替え・断捨離 |
| MAX | 5,500円 | 大量の衣類をまとめて整理したい |
送料は商品価格に含まれており、衣類を発送するときも着払いのため追加の集荷料金はかかりません。
支払い方法は、
- クレジットカード
- Amazon Pay
- 楽天ペイ
- NP後払い
に対応しています。
※NP後払いは別途手数料がかかります。
料金やキットの種類は変更される可能性があるので、利用前には公式サイトで最新情報を確認してください。
古着deワクチンを実際に使ってみた流れ
STEP1:公式サイトから回収キットを注文

まずは公式サイトから回収キットを申し込みます。
私が利用したときは、名前や住所など必要事項を入力して注文しました。
現在は公式サイトだけでなく電話注文にも対応しています。
オンラインではクレジットカードやAmazon Payなども利用できるので、普通のネットショッピングとほぼ同じ感覚で申し込めました。
STEP2:専用の回収袋が届く

私のときは注文後、比較的早く専用の回収キットが届きました。
届いたキットの中には、衣類を詰める大きな回収袋と案内が入っています。
普通の宅配用ダンボールを自分で用意する必要がないので、届いた袋へそのまま洋服を入れていけるのは楽でした。
STEP3:回収袋を広げてみる

実際に袋を広げてみると、かなり大きいです。
私が利用したキットも、家族分を含めて大量の服を入れられました。
Standardサイズは販売先によって「薄手の衣類約100~120着程度」と案内されるほどの容量があります。
POINT
最大重量は30kg。服を入れすぎると本当に重くなるので、最初から玄関付近で詰めるのがおすすめです。
私はある程度詰めてから動かそうとして、
となりかけました(笑)
大量に詰める予定なら、最初から集荷してもらう場所の近くで袋を広げたほうがラクです。
STEP4:不要な衣類をどんどん詰める

あとは家族の着なくなった服や、自分のクローゼットに眠っていた服をどんどん入れていきます。
私の場合、最終的には上限ライン付近までいっぱいになりました。
「メルカリに出そうかな」と何年も残していたものまで、
これを機にまとめて手放せたのが一番すっきりしました。
古着deワクチンに送れるもの・送れないもの
古着deワクチンは衣類だけでなく、バッグや靴などもまとめて送れます。
しかも衣類とバッグ・靴を別々に仕分けする必要はありません。
送れるものの例
- 婦人服・紳士服
- 子ども服・ベビー服
- バッグ
- 靴
- 帽子などの服飾雑貨
- 着物
- 毛布など、一部対象となるもの
一方、何でも送れるわけではありません。
送れないものの例
- 下着類
- 著しく汚れたり破れたりして再利用できない衣類
- 布団・枕などの寝具(毛布を除く)
- 食品
- 電化製品
- 本・文房具
対象品は細かく決められているので、「これは入れて大丈夫かな?」と迷った場合は、発送前に公式FAQで確認するのがおすすめです。
また、送ったものは基本的に返してもらえません。
発送前にチェック!
洋服やバッグのポケットに、現金・鍵・カード類などが入っていないか必ず確認してから発送しましょう。
STEP5:佐川急便に集荷を依頼

衣類を詰め終わったら、佐川急便へ集荷を依頼します。
重くなった袋を自分で店舗まで持って行かなくても、玄関まで取りに来てもらえるのでかなり楽でした。
発送は着払いのため、集荷時に別途送料を支払う必要もありません。
古着deワクチンの発送期限は3か月以内
ここは忘れないように注意したいポイント。
回収キットが手元に届いてから3か月以内に利用する必要があります。
注意点
キットを買っただけで満足してクローゼットに放置しないように注意。届いたら早めに服を詰め始めるのがおすすめです。
とはいえ、衣替えや家族の服をまとめて整理するには3か月あれば比較的余裕があります。
「今度やろう」と先延ばししやすい私には、むしろ期限が決まっていることで断捨離を進めるきっかけになりました。
古着deワクチンのデメリット|実際に使って気になったこと
検索すると「古着deワクチン デメリット」と調べている方も多いので、ここは実際に使って感じたことを正直にまとめます。
デメリット
- 衣類を手放すためにキット代がかかる
- 服が少ないと割高に感じる
- キット到着から3か月以内という期限がある
- 袋いっぱいに詰めるとかなり重くなる
- 送った服をあとから返してもらえない
- ブランド服を高く売りたい人には向かない
デメリット1:不要な服を送るのにお金がかかる
一番大きいのはこれです。
自治体の古着回収や無料の衣類回収と比べると、古着deワクチンでは専用キットを購入する必要があります。
「とにかく0円で処分したい」という人にとっては、ここが大きなデメリットです。
一方で、
- 大量の服を一度に手放したい
- 玄関まで取りに来てほしい
- まだ使える服をゴミにしたくない
- リユースや支援につながる方法を選びたい
という人なら、キット代も含めてサービスの価値を感じやすいと思います。
デメリット2:服が少ないと割高
大きな回収袋にTシャツ数枚だけ……では、さすがにもったいないです。
古着deワクチンは、衣替えや引っ越し、実家の片付けなど、ある程度まとまった量の服を一気に手放したいときに向いています。
現在は小さめの「minimini」もあるので、衣類の量に合わせてサイズを選べるようになっています。
デメリット3:3か月以内に発送しないといけない
回収キットには利用期限があります。
「とりあえず買って、そのうち断捨離しよう」という使い方には向いていません。
逆に私は、
期限を断捨離の締切として利用するのもアリです。
デメリット4:高く売れそうな服まで送るのはもったいない
ブランドバッグや人気ブランドの服など、まだ高値で買い取ってもらえそうなものは、先に買取店やフリマアプリを検討したほうがいいと思います。
私は、
「売るほどではない。でも捨てるにはもったいない」
という服を中心に入れました。
この使い分けをすると、古着deワクチンをかなり活用しやすいです。
古着deワクチンを使って感じたメリット
メリット
- 大量の不要な服を一気に整理できる
- 玄関まで集荷に来てもらえる
- 服・バッグ・靴などをまとめて送れる
- まだ使えるものをリユースにつなげられる
- キット購入がワクチン寄付につながる
大量の服を一気に手放せる
私にとって最大のメリットはこれでした。
フリマアプリは1着ずつ写真を撮って出品し、売れたら梱包して発送……。
古着買取も、ブランドや状態によっては値段がほとんど付かないことがあります。
古着deワクチンなら、
「これは売れるかな?」と一着ずつ考えなくても、大きな袋にまとめて入れられる
ので、断捨離が一気に進みます。
重い袋を玄関まで取りに来てもらえる
袋いっぱいに衣類を入れるとかなり重くなります。
これを自分で回収拠点まで運ぶとなると大変ですが、佐川急便に集荷をお願いできるため、家から出ずに完了できます。
私も実際に使ってみて、
と感じました。
「まだ着られるのに捨てる」が減らせる
状態は悪くないものの、
- サイズが合わなくなった
- 趣味が変わった
- 買ったけれどほとんど着ていない
という服は、ゴミとして捨てるには少し抵抗があります。
そうした服をリユースへ回せるため、私自身は普通に捨てるより気持ちよく手放せました。
古着deワクチンの服はその後どうなる?
送った衣類や服飾雑貨は選別センターへ運ばれ、原則として海外で二次流通されます。
「寄付した服がそのまま無料で誰かに配られる」という仕組みではなく、海外で再利用・再流通される仕組みです。
この点は誤解しやすいところなので、
「衣類を寄付する」だけのサービスというより、衣類のリユースとワクチン寄付、雇用創出を組み合わせた仕組み
と考えると分かりやすいです。
公式サイトではカンボジアなど海外の拠点やスタッフについても紹介されています。
古着deワクチンはこんな人におすすめ
おすすめなのはこんな人
- クローゼットに不要な服が大量にある
- フリマアプリへ1着ずつ出品するのが面倒
- 売れそうにないけれど、まだ着られる服が多い
- 自治体の回収場所まで持って行くのが大変
- 服を捨てる以外の選択肢を探している
- 断捨離と社会貢献を一緒にしたい
逆に、
- 処分には1円もかけたくない
- 洋服が数枚しかない
- ブランド服をできるだけ高く売りたい
という方には、自治体回収や古着買取、フリマアプリのほうが向いています。
古着deワクチンについてよくある質問
古着deワクチンは怪しいサービスですか?
運営会社や活動実績、ワクチン寄付数などは公式サイトで公開されています。
ただし「無料回収」ではなく、専用キットを購入して利用する有料サービスです。
仕組みを理解したうえで、自分にとってキット代を払う価値があるか判断するのがおすすめです。
古着deワクチンはどんな服でも送れますか?
何でも送れるわけではありません。
衣類やバッグ、靴など幅広いものが対象ですが、下着や再利用できないほど汚れ・破れのある服などは対象外です。
迷ったものは公式FAQで確認してから入れましょう。
クリーニングしてから送る必要がありますか?
必ずクリーニング店へ出す必要はありません。
家庭で洗濯できるものは洗濯し、海外でそのまま再利用できる状態のものを送るのが基本です。
古着deワクチンは3か月を過ぎたらどうなる?
公式案内では、回収キットは手元に届いてから3か月以内に利用する必要があります。
期限ぎりぎりにならないよう、キットが届いたら早めに衣類を詰め始めるのがおすすめです。
集荷するときに追加料金はかかりますか?
衣類回収袋は着払いで発送するため、集荷時に別途送料を支払う必要はありません。
古着deワクチンを使ってみた口コミまとめ|デメリットはあるけど大量の服整理には便利
「古着deワクチン」を実際に使ってみましたが、私にとっては長い間クローゼットに放置していた服を一気に手放せたことが一番大きなメリットでした。
もちろん、
- キット代がかかる
- 発送期限がある
- 服が少ないと割高
- 送った服は戻せない
といったデメリットもあります。
それでも、
「売るほどではないけど、捨てるのはもったいない」
という衣類が大量にある人には相性のいいサービスだと思います。
私自身、メルカリに出そうと思って何年も残していた服までまとめて手放せて、クローゼットがかなりすっきりしました。
衣替えや引っ越し、実家の片付けなどで不要な服がたくさん出たときには、選択肢のひとつとして検討してみてください。
料金や送れるもの、キットの種類は変更される可能性があるため、利用前には公式サイトで最新情報を確認してください。